第1部
コンサルティションの進め方
Lynk のエキスパートとして、皆さまには独立した立場から、Lynk のクライアントにオンデマンドでコンサルティングサービスをご提供いただきます。ご参加いただく案件や所要時間は、ご自身の都合に合わせて柔軟にお選びいただけます。
Lynk のコンサルティションにご参加いただく前に、現在ご勤務中の会社において、Lynk のコンサルティション参加を制限または禁止する規定がないかをご確認ください。また、Lynk での活動期間中に転職された場合は、速やかにプロフィールを更新のうえ、その旨をご連絡いただけますと幸いです。。
Lynk での業務の多くは機密情報を扱います。以下の内容は、第三者に知られることのないようご注意ください。
- Lynk のクライアントの情報
- 実際または予定されているコンサルティングの情報
- クライアントの事業投資、取引判断、または取引(実施済み・予定を問わず)に関する情報
- Lynk のコンサルティション、Lynk 、またはクライアントに関するその他すべての機密情報
コンサルティング後にインタビューアーと追加でやり取りをされる場合は、ぜひご連絡くださいませ

ある業界での勤務を終え、現在は別の業界で働いています。どうすればよいですか?
A) プロフィールを速やかに更新し、最新の勤務先情報を反映します

正解
職務状況や経歴(専門分野を含む)に変更があった場合は、プロフィールを更新することで、より適切なコンサルティング案件へのマッチングやご推薦が可能になります。
B) 後ほどプロフィールを更新します

正解
正解です。ただし、プロフィールが最新の状態に更新されていない期間中は、コンサルティングの機会を逃してしまう可能性がありますのでご注意ください。
C) 特に対応しなくてもいい

不正解
プロフィールが最新情報に更新されていない場合は、ご経験に基づいた最適な案件をご紹介することができません。
第2部
機密情報とは何なんでしょうか?
Lynk のエキスパートには、機密情報を正しく理解し、適切に扱う責任があります。ご不明な点があれば、当社の定義やガイドラインをご確認ください。どの情報を機密として扱うべきか迷った場合は、ためらわず dpo@lynkpeople.com までご連絡ください。
機密情報
機密情報とは、公に公開されておらず、第三者と共有すべきでない情報を指します。例えば次のような情報が含まれますが、これに限られるものではありません。
- 個人情報
- 勤務先や他社に関する情報(例:戦略的計画や内部方針など)
- 所属する国・地域で機密とされている情報(例:軍事機密情報など)
- 政府または政府関連機関に関わる規制情報(例:提案中の政策改革 など)
機密情報の一例はこちらでご参照ください
重要非公開情報(Material Nonpublic Information/MNPI)
重要非公開情報とは
- 企業の株価などに影響を与える、またはその可能性のある情報
- 企業の証券(株式など)への投資を検討している投資家や機関、または現在の株主が売却を判断する際に影響を与える可能性のある情報
- 一般に、特定の企業や業界の業績・株価・意思決定に影響を及ぼす可能性のある情報は「重要情報(material)」と判断されやすくなります。
- 情報がまだ公開されていない場合、それは「非公開情報」に該当します。
非公開情報とは、法的な開示書類や公式発表(SNSを含む)を通じて一般に公開されていないすべての情報を指します。
公開が予定されている情報であっても、その公開日より前に開示することは認められていません。
重要非公開情報の例をご参照ください。
クライアントに共有しようとしている情報が、機密情報や重要非公開情報に該当するか判断がつかない場合は、dpo@lynkpeople.com までご連絡ください。

コンサルティングのご依頼内容が、1年以上前に退職した元勤務先に関するものでした。
このような場合、参加しても問題ないでしょうか?
A) はい、大丈夫です。すでにその会社を退職しているため、会社について話すことを制限する契約上の義務はありません。

不正解
退職後であっても、秘密保持契約(NDA)やその他の義務が元の勤務先との間で有効な場合があります。
そのため、過去の雇用契約や社員行動規範、就業規則、コンプライアンスマニュアル、またはコンサルティング契約などをご確認いただき、コンサルテーションに参加できるか、またどの範囲まで情報を開示できるかを必ずご自身でご確認ください。
B) いいえ。かつて信頼される立場にあった以上、そこで得た情報を開示したり議論したりすることは適切ではありません。

不正解
秘密保持契約(NDA)などの制約がなく、利益相反の心配もない場合に限り、非機密情報は共有していただけます。もし判断に迷ったときは、どうぞお気軽に Lynk までご相談ください。
C) 元勤務先との間に守秘義務(NDA)などの制約があるかどうかによって異なります。

正解
秘密保持契約(NDA)などの制約がなく、利益相反の心配もない場合に限り、非機密情報は共有していただけます。もし判断に迷ったときは、どうぞお気軽に Lynk までご相談ください。
第3部
利益相反の防止
利益相反とは、職業上または個人的に、複数の利害関係が競合する状況を指します。
各コンサルティション依頼の内容と範囲を必ず確認し、ご自身にとって利益相反がないことを確認してください。
参加するかどうかは、ご自身の判断でお引き受けいただくか、ご辞退ください。
以下のような状況では、利益相反が発生することがあります。
- クライアントが取り上げようとしているテーマに、あなたが既に直接的な利害関係を持っている場合
- Lynk クライアントが現在の勤務先と直接競合している場合
- 該当トピックに関して、契約や法的義務により開示が制限されている場合
利益相反が存在するかどうかご不明な場合は、dpo@lynkpeople.com までお問い合わせください。

業界全体で広く使用されているソフトウェア(現在勤務している会社でも利用中)について、ユーザーとしての機能・利点・課題に関する意見を求めるコンサルティングのご依頼をいただきました。このような内容の場合、コンサルティングに参加しても問題ないでしょうか?
A) はい、製品に関する内容に議論が限定されており、勤務先の情報を共有しないこと、そして外部のコンサルティション活動を制限する秘密保持契約や他の契約上の制約がない場合に限り、参加は可能です。

正解
必要な承認をすべて取得しており、ご自身の勤務先についてコメントしない限り、コンサルティションへの参加は可能です。
B) いいえ。該当の製品に関する情報を共有するには、ソフトウェアメーカーの正式な許可が必要であるため、許可なしで議論に参加することはできません。

不正解
製品の一般的な使用経験やユーザーとしての見解を共有することは、通常は自由に共有できます。ただし、秘密保持契約やその他の契約によって情報開示が制限されている場合は、その限りではありません。
C) いいえ。IT や情報工学の専門的な資格を保有していないため、製品について話す資格がないと考えています。

不正解
ご自身の使用経験にもとづく実際のご意見が重視されており、ITやコンピューターサイエンスの専門的な学位や資格は必須ではありません。
Module 4
反贈賄・反汚職方針
Lynkのエキスパートとして、外国腐敗行為防止法(FCPA)や英国贈収賄防止法(UK Bribery Act)を含む、贈収賄および腐敗防止に関する法令、ならびにその他すべての適用法を遵守する義務があります。
Lynkの業務や活動に参加する際、政府関係者に影響を与える目的、またはビジネス上の利益や内部情報を得る目的で、金銭、贈り物、接待などを提供・受領してはなりません。これは贈賄行為と見なされます。
あなたが政府職員や公務員、国有企業、または国際公的機関(例:国連、WHOなど)の職員である場合、自身が投票や意思決定に関与する可能性のある法令、規制、政策、契約、その他の業務について議論してはなりません。

シナリオ:私は財務省に知人がいて、そこから関連情報を得ることができます。さらに、お礼としてインタビュアーに贈り物を渡し、今後のフォローアップにつなげたいと思っています。こうした対応をしても問題ないでしょうか。
A) はい、大丈夫です

不正解
いかなる理由であっても、機密情報や不当な利益を得るために、政府関係者に金銭や贈り物、その他の価値あるものを提供、支払い、支払いを約束、または支払いを承認することは贈賄と見なされます。公開されていない情報や機密情報を得る目的で、政府関係者に賄賂を渡してはなりません。
B) いいえ

正解
正解です!いかなる理由であっても、機密情報や不当な利益を得るために、政府関係者に金銭や贈り物、その他の価値あるものを提供、支払い、支払いを約束、または支払いを承認することは贈賄と見なされます。公開されていない情報や機密情報を得る目的で、政府関係者に賄賂を渡してはなりません。